分析について、簡単なフレームワークを教えてください。（ファンダメンタル分析編）

そうですね。これまでいくつかの分析方法を説明してきましたが、少し基本的なことをまとめておきましょう。

そのうえで、これまでの分析方法をうまくあてはめてみてみると体系化して頭に入ると思います。そこで大きく「ファンダメンタル分析」と「テクニカル分析」の2つに分類して説明しましょう。今回はファンダメンタル分析を、次回はテクニカル分析を説明します。

為替レートを決定するものの一つに、各国の通貨の需要というのがあります。そしてその需要を創出するものに、貿易や投資、旅行者数など数多くのファクターがあり、それら状況を把握することにより、レートを予測することがファンダメンタル分析になります。。

少し難しそうに感じますが、例えば夏休みに海外旅行に行く人が多いというニュースを聞くと、「海外旅行にはには外貨が必要だし、円が売られ、外貨が買われそう」と推測することも、ファンダメンタル分析の一つなのです。

その通りです。とはいうものの、世界各国で様々な出来事があり、それらすべてを確認することはできませんので市場と関係が深そうな項目に着目することが重要です。

そこで各国の景気動向や金利動向などが分析の中心になります。あわせて、テロなどの有事や選挙など政治的な変化なども、為替市場への影響という意味で分析が必要になります。

ファンダメンタル分析のメリットは、トレンド作りの材料が出来事として認識できるという点です。そういった材料が明確になることで変化などへの対応を迅速にとることができます。