取引をするにあたって、どのような経済指標を見ておけばいいですか？

まず、経済指標とは、日本やアメリカ、ヨーロッパなどの政府機関などが発表する自国の経済状況を構成している要因を数値として表したものです。ファンダメンタルズ分析に利用されるため、主要な指標には目を通しておくべきでしょう。

特に、USドルは世界基軸通貨ですよね。そのため、アメリカの経済指標はほとんどの市場に影響を与えます。その発表となると世界最大の経済指標発表となります。

そうですね、色々と経済状況を表す指標があるのですが、まずは下で紹介する項目に目を通すといいのではないでしょうか。

・金利に関する指標
・景気に関する指標
・雇用に関する指標
・物価に関する指標
・貿易に関する指標

これら全てとは言いませんが、ニュースを見る際にアンテナを立てるだけでも変わると思います。

では、国内の主な指標を紹介しましょう。まずは国内でニュースを見る力をつけ、海外の指標へと広げてはいかがでしょうか。

【GDP（国内総生産）】
この名前は聞いた方も多いかもしれませんね。四半期ごと（1月、4月、7月、10月）に速報が、そして半月後に2次速報が発表されます。速報の発表はその月の約10日前後の朝８9時前頃です。注意してみるといいでしょう。

【日銀短観】
日本銀行が国内企業に対して行う業況調査の調査結果です。売上高や雇用者数を測る「計数調査」、および生産状況や売上状況などの項目の善し悪しを選択して調査する「判断調査」があります。特に「判断調査」は景気判断の指標として為替などへ影響を与えます。

【国際収支】
ある一定期間のける海外との経済取引を取りまとめた収支で、経常収支と資本収支の2つがあります。基本的に黒字であれば対外経済が活況であり、収益が増えて発展しているといえるでしょう。