トレンドの転換するポイントを把握するためにはどうすればいいでしょうか？

なるほど。トレンドに乗る順張りではなく、転換点を把握して逆張りも考慮すると、投資スタイルにも幅が出るということですね。

分かりました、今回はトレンドの転換点を読むためのテクニカル分析を紹介しましょう。

トレンド転換点を知るための指標にはボリンジャーバンドという指標を使います。

ボリンジャーバンドは移動平均線及びその標準偏差を利用したオシレーター系のテクニカル指標になります。先ほどから説明しているとおり、トレンドの転換点を読むためのテクニカル分析としてはこれを外せないくらい代表と言えます。

そのため、ある程度の機能を有するチャートツールであれば、ほとんど搭載されているのではないでしょうか。基本的には移動平均線とその上下にあるラインの幅、そして現在のレートとの乖離を見て相場の転換点を分析・予想します。

ボリンジャーバンドの特徴をみると、レンジ相場中の場合にはバンドの幅が狭くなっていきます。狭くなった状態は、もうすぐ変動する可能性があるかもというシグナルになります。

次に中心に位置する移動平均線から上下に存在するライン(1σ、2σ、3σなど)に現在の値がタッチした場合が重要です。相場がレンジ状態にあるときに、このラインにタッチした場合には反転のタイミングといえるでしょう。期間などの設定によって変わってきますが、2本目のライン（2σ）に相場がタッチした場合はかなりの確率で反転します。

上記を組み合わせて、レンジ相場の時にボリンジャーバンドを使い、現在のレートが移動平均線の上下に位置するラインにタッチするタイミングが、逆張りのタイミングであると言えるでしょう。