FXでもバイナリーオプションでも、米雇用統計を注目せよ！と言われていますが、雇用統計って何ですか？なんで重要なんですか？

数ある経済指標の中で世界で一番注目される「米雇用統計」とは、アメリカ全土の働く人の状況を全て表した指標のことです。

厳密に言うと、全米約１６万の企業や政府機関が所持している約４０万件以上のサンプルを調査しています。
そこから、失業率、非農業部門雇用者数、週労働時間、平均時給、建設業雇用者数、製造業雇用者数、金融機関雇用者数などの項目が発表されます。

アメリカでは、個人消費がGDPの６割以上にもなるため、雇用状況が消費や経済に与える影響が非常に大きいのです。
そのため、金融政策と合わせて全世界のトレーダーがアメリカの労働省の発表に注目しているのです。

中でも、特に失業率と非農業部門就業者数の２項目が注目されています。
まず失業率ですが、細かくは「失業者÷労働力人口×１００」で定義されています。
次に、非農業就業者数は「事業所調査によって、非農業部門に属する事業所の給与支払い帳簿を基に集計された就業者数」で経済政策変更の基準となる事が多く、どちらも経済に直結するため特にチェックされています。

はい、そうです。その発表は原則、翌月の第一金曜日に行われます。
その月の集計をニューヨーク時間の午前８時３０分に発表。
日本時間で言うと午後９時半頃（冬時間では１０時半頃）になります。

でも、ＦＸやバイナリーをやってる方は第一金曜日の夜、９時半頃は別の意味で「花金」なのでしょう。