下降トレンドにあるのかどうかをどのように把握すればいいですか。

では、今回は「下降トレンドの特徴」をチャートから把握できる特徴で説明したいと思います。いくつか見分ける方法がありますので、しっかりと覚えておきましょう。

まず、一つ目に上昇トレンドど同様に「時間と値幅の関係」というものがあります。一体どういうことかといいますと下降トレンドでは、下降する値幅と時間が 上昇する値幅と時間より長いといった特徴があります。これはかなり重要ですのでしっかりと覚えておいてください。

具体例をあげますと、「価格の下降は100円である一方、株価の上昇は30円」「下降する期間は、一週間であるが、上昇している期間は2日」といったようなイメージです。つまり下降トレンド中であれば、100円下降した場合、100円以上の上昇はないということ。一週間下降したら、一週間以上にわたる上昇はないということです。

このようなサイクルを続けるのが下降トレンドです。

二つ目に「高値・安値を切り下げていく」というのがあります。直近の高値（又は安値）は以前の高値（又は安値）と比べ 下にあることは下降トレンドの特徴だといえるのです。

そして、三つ目に「移動平均線、トレンドラインは下向き」というのがあります。つまり下降トレンドにおいては、移動平均線（短期、長期ともに）とトレンドラインは全て下向きになっています。

また、この時に重要なのが、1番上が長期移動平均線、2番目が短期移動平均線、3番目に相場という順番も下降トレンドの特徴です。つまり、この位置関係が崩れるとそろそろトレンドが変わるだろうなという目安になります。